MySQL workbenchを使ってさくらインターネットのMySQLにデータを移す
ローカル環境にあるMySQLのデータをさくらインターネットのMySQLに移す必要が生じたのでその覚え書きです。
内容自体はべつにローカル環境じゃなくても行けると思います。
環境
- MySQL 5.7.10+MySQL Workbench 6.3.6 (windows10)
- さくらインターネットスタンダード(MySQL5.5)+phpMyAdmin
MySQL Workbenchを使ってエクスポート
MySQL Workbenchを使ってコピー元のデータがあるMySQLに接続します。接続方法は過去に書いたものを見てね。
接続したら”Sever”メニューから”Data Export”をクリック。
①コピーしたいスキーマとテーブルにチェックボックスを入れる
②”Export Options”からテーブル単位でファイル作るか(上)、スキーマ単位でファイル作るか(下)選択して
③右下の”Start Export”を押します。
Include Create Schemaのオプションがありますが、さくらインターネットではスキーマを作るSQL文は通らないのでチェックは入れません。
場合によってはバージョンが違いまっせ的な事を言われますが無視して進めましょう。指定したファイルパスにファイルができます。
このファイルはSQL文でできています。わかりやすいですね。
コピー先に既存の同名のテーブルが存在すれば削除する文が書いてあるのでそれが困る場合は気を付けてください。
コマンドラインでしたい場合は
が参考になります。
さくらインターネット側
さくらインターネットのphpMyAdminからは新しいスキーマは作れないので、サーバコントロールパネルから作ります。
左メニューのデータベースの設定からデータベースの新規作成をクリック。
データベース名と文字コードを設定します。文字コードは揃えておきましょう。このページではUTF-8を選択。
データベース名はユーザー名が固定で頭部分に入りますので、データベースの名前で問題がでる場合は利用するプログラム側で何とかしてね。
データベースを一回も使ったことが無ければ、パスワード設定なども必要になるかと思います。
設定欄を埋めたら”データベースを作成する”ボタンをクリック。
作れたらphpMyAdminでMySQLに接続してみましょう。
“データベースと管理ツール”→”管理ツール ログイン”をクリック。
phpMyAdminのログインはユーザ名とパスを打つだけで入れます。上の画像のデータベースサーバ、ユーザ名、パスワードを打ちます。
ログインしたら”インポート”タグを選び、先ほど出力したファイルを”ファイルを選択”を押して指定します。
処理でタイムアウトをくらう場合があるので、長くなる場合は部分インポート機能を使うかエクスポートするファイルを小分けしておきます。
その他は特にいじらなくてもいけるかな?
設定が済んだら、右下の実行ボタンを押して完了です。画像が見切れてますが多分あります。
複数のエクスポートファイルがある場合は繰り返すだけですね。
エラーでるんだけど
さくらインターネットのMySQLはバージョンが5.5なので、最新版の5.7で使える機能(主にデータ型)が無い場合があります。
将来的にさくらを使うのであればMySQL5.5で作っておくのが吉ですね(血反吐)。
おつかれさまでした
やっぱGUIはらくちん